国際結婚をする上で必要とされる英語レベルとは、どの程度でしょうか?
「英語はできなくてもなんとかなる」なんて声もありますが、
お互いの理解を深めるために、ある程度の英語スキルが必要となる場面も多いです。
この記事では、国際結婚する際、パートナーとの円滑なコミュニケーションを実現するためにどの程度の英語力が求められるのか?
そして英語力を磨くためのコツについて、実体験をもとに書きます。
- 30代から英語やり直しを開始
- 中学英語すら怪しいレベルからのスタート
- 開始5年で英検1級に合格
- その後、全国通訳案内士に合格
- 言語交換パートナーと国際結婚
10年以上の英語学習経験から学んだ、効率のよい学習方法を
当ブログで紹介しています!
国際結婚で英語の必要性を痛感した時
私自身、外国人の夫(スリランカ人です)と結婚する際に、
「あぁ、ある程度英語できててよかった・・」と思うことが度々ありました。
- 結婚手続きのための書類準備の時
- 配偶者ビザのための書類準備の時
- 夫の両親や親戚、友人とのコミュニケーションをとる時
- ケンカをしている時
主にはこれらの時です。
私の英語力はまだ至らない点も多く、日々の英語学習は継続中!
でも、英語の基礎があるとかなり楽です。
結婚手続きのための書類準備の時
国際結婚は、日本人同士の結婚のように書類がシンプルではないです。
私は主人の母国のスリランカ方式で結婚しました。
- スリランカならではの結婚のルール
- 提出しなければならない書類
- 書類に書く内容
など、確認事項がたくさんあります。
例をあげると、スリランカでは外国人は入国してもすぐに結婚することはできません。
スリランカ国内で3晩を過ごした後でないと結婚手続きができないので、入国後4日目に初めて結婚が可能となります。
国際結婚では、その国ならではのルールの確認であったり、いくつかの特殊な書類も必要です。
不備がないよう、確認必須ですね!
配偶者ビザの書類準備の時
国際結婚の場合、結婚しただけでは一緒に暮らすことはできません。
ビザ(配偶者ビザ等)を取得する必要があります。
ビザの申請には必要書類がたくさんあり、その内容についてお互い確認する際に英語はとっても役立ちました!
私の場合、書類の作成は行政書士さんにお願いしたのですが、
プロにお任せするにしても書類の内容は自分たちで調べたり、考えなくてはいけません。
夫の両親や親戚、友人とコミュニケーションをとる時
私がスリランカへ行って結婚した際に、彼の両親や親戚、友人と話す機会がたくさんありました。
スリランカの母国語はシンハラ語という言語なのですが、かなりのマイナー言語で私もさっぱりわかりません。
でも、英語で彼の家族や友人と会話したり、結婚の挨拶や一緒に食事をとるなど、コミュニケーションをとることができました。
日本では英語を話せる人はあまりいませんが、スリランカでは英語を話せる人が非常に多いです。
現地の言葉がわからなくても、英語で会話ができるのでとても便利でした。
ケンカをした時
時にケンカをしたり、話し合いが必要な時もあります。
これは国際結婚に限らず、国際恋愛の時もケンカはありますね。
- 相手の話や言い分を理解するリスニング力
- 自分の言い分や意見を言えるスピーキング力
この2つが必須です。
ケンカした際にお互いにきちんとコミュニケーションがとれないと、相手を誤解したままになったり、こちらの言い分を理解してもらえずモヤモヤしそうです。
その結果、関係がこじれてしまうかもしれないと感じます。
国際結婚で求められる英語レベル
高校卒業レベルが必要
相手の話を理解して、自分の意見を話せる・・そんな英語力が必要です。
具体的には、高校卒業レベルです。
高校卒業レベルは、英語の資格試験でいうならば
- 英検・・・2級
- TOEIC・・・500点前後
このくらいのレベルです。
「あ、意外に低い」と思われた方もいるかもしれません。
日本ではほとんどの人が高校を卒業するので、
既に多くの人が国際結婚できるくらいの英語を学んでいることになります。
「知ってる」と「使える」の差は大きい
ただ、日本では英語を実生活の中で使う時はほぼないです。
そのため、学校で英語を中学・高校と合わせて6年習っても、実際に英語を話せる人はほとんどいません。
英語ができるようになるには、英語を使う練習をする必要があります。
英語の学習方法と効果的な習得のために
まずは英検2級
英語の基礎がない・・という人は、まずは英検2級を目指してほしいです。
英検2級で英文法の基礎が完了し、基本的な単語を覚え、さらにそれらを使える状態です。
ある程度のレベルの英語を聞いたり、読んだりしても理解できますし、自分の意見を話せるようになります。
やみくもにいろんな教材に手をだすのではなく
過去問題集1冊を繰り返し勉強した方が効率的ですよ!
なぜTOEICではなく英検なのか?は、別ページで解説しています。
市販教材を使った自己学習
市販の教材で英語学習というと、
- 単語を覚える
- 長文問題を読む、解く
- リスニング問題を聴く、解く
・・という学習に偏りがちな人が多いです。(私もその一人でした)
これらの学習は全てインプットの学習です。
自分から英文を組み立てるアウトプット(英会話・英作文)ではありません。
英語の基礎レベルに達するまではインプットの学習がメインで良いと思いますが、
基礎ができたらアウトプットの分量を増やしていく必要があります。
アウトプットの練習をしないと、なかなか英語を話せるようにはなりません。
英語のハノンで基礎練習
英語は実技科目であるという考えをもとに、英文法を使いこなせるように練習する、というコンセプトの参考書です。
「英文法の知識はあるのに、口からスラスラ英語がでてこない・・・」とお悩みの方にオススメです。
私もこの参考書でトレーニング中です。
反射的に話せる英文と、すぐに口から出てこない英文があるので、
自分の苦手な文法を確認しやすいです。
パートナーとのコミュニケーションでの学習
パートナーと一緒に過ごすと、日々英語の学習が自然とできます。
パートナーの話す英語表現はインプットになりますし、自分で話す際はアウトプットができ、日常生活の中で英語の練習ができます。
ただ、パートナーは英会話講師ではないですから、まちがった英語を話しても訂正してくれないことが多いです。
言いたかったのに言えなかった英語を調べたり、新しい英語表現を覚えたり、自分から積極的に学ぶ姿勢も大事だと感じます。
私は旦那と一緒に洋画を観たり、おもしろい動画を共有することが多いです。
多様な英語発音を聴くため、自然とリスニング力あがったと感じます。
オンライン英会話の活用
オンライン英会話も、会話力向上に効果的です。
「英語を話せるパートナーがいるのに、わざわざお金払ってオンライン英会話?」
と、疑問に思う人がいるかもしれません。
でも、パートナーと話す英語って、いつもだいたい決まった内容を話していることが多いものです。
使う単語も文法も、ワンパターン化しがちなんですよね。。。
毎日英語話してる割には、あまり英語力の向上を実感しない・・という国際結婚当事者は多いはず。(私です)
- 幅広いトピックについて話せ、語彙力や表現が豊かになる
- いろんな先生のレッスンを受けることで、多様な発音に触れられる
- 発音や英文がまちがっていれば訂正してもらえる
パートナーとの会話では得られないメリットが多く、総合的な英会話力アップにつながります。
オンライン英会話ならネイティブキャンプがオススメ!
自由度が高く、思い立ったときに好きなだけレッスンできるのが魅力です。
130か国以上の講師が在籍しるため、いろんな発音に触れられ、英語経験値を上げられます。
まとめ
国際結婚において英語力は重要な役割を果たします。
でも、高難度な資格は必要はなく、基本的な英語で可能です。
大切なのは、夫婦間でのコミュニケーションと、生活する中で基本的なやり取りがスムーズに行えることです。
日常会話レベルの英語力があれば、多くの場面で困ることは少なくなります。
そして英語の習得には、実用的な学習方法を取り入れることが効果的です。
長い結婚生活、パートナーとの絆を深めていくためにも英語力を高めていきましょう。
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