こんにちは、かおりです!
「英検1級を目指したいけど、どんなメリットがある?」と、疑問に思われている方に
実際の経験から合格後に得られるメリットについて徹底解説いたします。
本題に入る前に、少し自己紹介をさせてください。
40代1児の母です。
30歳を過ぎてから英語のやり直しを始めました。
最初は中学英語も怪しいレベルでしたが、
- 英検1級
- 全国通訳案内士
を取得いたしました。
私の経験から「英検1級持っててよかった!」って思えたことを紹介します!
英検1級は合格率が10%程度と言われ難関資格です。
(10人受けても1人しか合格しないってことですよね・・・)
しかし、合格後に得られるメリットはたくさんありますので、
英検1級の受験者さん、検討中の方は参考にどうぞ!
全国通訳案内士(英語)の英語筆記テスト免除
全国通訳案内士(英語)は、国内の英語関係の資格で唯一の国家資格です。
通訳ガイドの仕事に必須の資格ではありませんが、
資格を取得していた方が就職に有利ですし、お客様からの信頼も得やすいでしょう。
英検1級を持っていたら全国通訳案内士の一次試験の英語(筆記試験)が永久免除となります。
TOEICでも以下いずれかの基準を満たせば、同じく1次試験の英語は免除となります。
- TOEIC L&R・・・900点以上
- TOEIC Speaking・・・160点以上
- TOEIC S&WのSpeaking・・・160点以上
- TOEIC S&WのWriting・・・170点以上
しかし、英検1級との違いはTOEICスコアには有効期限があることです。
例えば今年もし通訳案内士の試験を受ける場合、昨年4月1日以降に上記いずれかの基準を満たさなくてはなりません。
有効期限が1年というのは、かなり短い印象ですね・・・。
英検1級でしたら有効期限はないです。
10年前でも20年前でも一度取得していれば、1次試験英語はずっと免除です。
通訳案内士は英語以外にも歴史、地理、一般常識などの科目があるので、
一科目でも多くの免除を取得することが合格への近道です。
全国通訳案内士(英語)の英語筆記試験がずっと免除!
大学・短大・専門学校での入試や単位認定への活用
英検はたくさんの大学や高校で入学試験や単位認定に活用されています。
(英検公式サイトにて学校や条件の検索ができます)
英検の級やCSEスコアにより
- 出願できる条件となる場合がある
- 英語の試験の点数に換算される
- 取入試の総合点にプラスされる
- 合否ボーダーライン上のいた場合に優遇される
など入試の際に有利です。
進学時、入試や単位認定に有利になる学校がたくさんある!
海外認定校への留学
約400校以上の大学・カレッジが英検を語学力証明として英検を認定しています。
また、オーストラリア5州の州立高校全校で英検が認定されています。
学校により2級以上、準1級以上と認定の基準が異なりますが
1級でしたら基準を気にすることなく行きたい認定校を選べますよ。
認定校の検索や英検留学の詳細は英検公式ホームページへ!
海外留学も選択肢として選べる!
TOEIC900点以上とれる可能性が高い
TOEIC900点以上は受験者全体のうち上位3%程度で、かなりの高難度です。
しかし英検1級に合格できる英語力があれば、あまり試験対策をしなくてもTOEICでも900点以上を取得できることが多いです。
英検とTOEICは難しさのベクトルが少し異なりますが、同じ英語の試験ですので
実際に私も英検の級が上がるにつれてTOEICのスコアも伸びる、という経験をしました。
英検の級とTOEICスコアは比例します!
英検の準1級を合格したあたりから、TOEICで出題される単語で知らないものはほぼなくなります。
TOEICは日本の企業からの評価が高いので、高スコアは就職・転職に有利ですよ。
英検1級合格後は公式問題集や市販テキストでTOEICの形式に慣れてからTOEICの受験をオススメします。
あまり対策せずともTOEIC900点以上とれる英語力
英語力を評価してもらえる
英検1級を持っているだけで「英語ができる人なんだな」と認識してもらいやすいです。
これは英検がとても認知度の高い資格だからですね。
あなたは下の2人のうち、どちらがより英語ができると感じますか?
実は、英語が得意です。5年以上勉強してます。
英語大好きで、英検1級持ってます。
Bさんの方が英語力に関しては信頼できると思います。
その人の主観ではなく、客観的な実績で判断できるからですね。
英語力を評価してもらいやすい!
英語のプロを目指せる
翻訳家や通訳などの英語のプロをになるためにスタート地点に立ったといえます。
翻訳家や通訳になるために必ず必要というわけではありませんが、
実際に活躍しておられる方達はTOEIC900以上、英検1級などの資格を持っていることが多いです。
合格できた自信が、英語を仕事にする道へ背中を押してくれます。
また、翻訳家・通訳のような仕事でなくても、英語が必要な仕事は他にもたくさんあります。
- 英会話講師
- 英文事務
- 貿易事務
- 接客スタッフ
などがあり、仕事の選択肢が広がります。
英語のプロ、英語必須の仕事も選択肢として選べるようになる!
英語以外の就職でも有利
私の今の仕事は応募条件に英語資格は必要なかったのですが、
採用時に英検1級合格に至った背景を評価していただけたように思います。
自分一人で学習計画をたてる
↓
実行する
↓
自分に不足しているものを考える
↓
足りない部分を伸ばす
↓
結果を出す
これらの一連の流れはどんな仕事をやる上でも必要なことですよね。
(PDCAサイクルと呼ばれるものです)
事務処理能力や問題解決能力がそれなりにある、と判断していただいたように思います。
実際の話、英検1級合格後は面接試験で落ちたことがないです。
英語が関係ない職場でも
- 稀に海外から問い合わせの電話がかかってくる
- 海外のウェブサイトを読みたい
- 海外からのメールを翻訳して!
- 英語の資料を読みたい
など、「たまに英語必要なんだよな」という職場は多いと思います。
英語が関係ない仕事でも、面接の際に評価してもらえる!
英語学習を続けることが当たり前になる
英検1級は合格するのには並々ならぬ努力が必要です。
帰国子女ならサクッと合格できるのかもしれませんが、
留学なし&独学なら、長期間学習してきた人ばかりだと思います。
そういう人にとって英語学習は日課です。
「歯磨きする」「お風呂に入る」のと同じ感じで「英語学習する」が日課として入ってくるんですよ。
歯磨きしないまま寝てしまうと気持ち悪いと思いますが、英語も勉強せずに寝ると気持ち悪い感じがするんです。
「英語学習を続けるモチベーションはどう保つか?」という質問をよくネットで見かけるのですが、
英検1級合格できる頃にはモチベーションは必要なくなるのでとても楽です。
モチベーション関係なく英語学習を続ける習慣が身に付く
世界中のメディアから情報を得られる
英検1級に合格できるくらいの読解力があれば、世界中のメディアが発信する情報(英語で書かれたもの)を読むことができます。
日本のメディアの、日本語で書かれたものだけで得られる情報って
ほんのわずかなのだなと気づくことができました。
- 日本の新聞を読んでいるだけでは知らなかった情報を得られる
- 同じニュースでも海外では報道のされ方が違うことに気づくことがある
- 日本語訳を読まずに、実際に発言された人の英語をそのまま理解できる
(ニュアンスの違いから、日本語訳では意味が少し変わってしまうことがあります)
「英検1級の単語なんて普段使わないから覚えても意味ない」と
おっしゃる方がいますが、
新聞などには出てくる単語が多いです。
世界中の情報に触れられるようになり、知見が高まる!
学習のノウハウは他の資格試験でも役立つ
何であれ「継続する」のは難しいものです。
しかし、英検1級に合格できた人は、継続に必要なことを経験をしています。
- 努力しても伸び悩む時期があることを知る
- 目標達成のために戦略をたてる
- 地道に続ける粘り強さ
- 合格時の達成感(成功体験)
これらの経験は、他に何か新しい趣味や目標ができた時にとても役立ちます。
例えば、すぐに結果が出なくても、それを乗り越えた経験があるから
モチベーションを落とさずに地道に努力ができるんですよね。
英検1級での成功体験が自信となり、「継続すれば必ずできる」という自分自身への信頼感もあるので挫折しにくくなります。
継続に必要なマインドが手に入る!
まとめ
英検1級合格のメリットは以下の通りです。
- 全国通訳案内士(英語)で英語筆記試験が永久免除
- 進学時に入試や単位認定に活用できる
- 400校以上ある海外認定校への留学が可能
- 入念な準備なしでもTOEIC900点以上とれる可能性が高い
- 周囲から「英語ができる人」と認識してもらえる
- 英語のプロを目指せる、英語必須の仕事に応募できる
- 英語が必要でない仕事でも就職の際にアピールポイントとなる
- 英語学習が完全に習慣化する
- 世界中の情報を知ることができる
- 学習ノウハウは他の資格試験や趣味でも役立つ
難関資格ですが、その分合格の達成感や得られるメリット・自信も大きいですね!
試験科目が免除されたり、単位として認定されたりといった実利的なメリットだけでなく、
一生役立つようなスキル・マインドも身に付きます。
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