「英語を話せるようになりたいけど、何から始めたらいいかわからない・・」
英語はいろいろな学習法があるし、どこから手をつけたらいいものか悩みますよね。
実は、効率的な英語学習には順番があるのです。
30歳を過ぎてから英語のやり直しを始めました。
最初は中学英語も怪しいレベルでしたが、
- 英検1級
- 全国通訳案内士
に合格することができました!
英語学習は10年以上続けています。
この記事では、英会話ができるまでに必要なことや学習手順について解説しています。
単語を覚えて語彙力を増やす
一番初めにやることは語彙力をつけることです。
英語を料理に例えるとしたら、単語は食材のようなもの。
材料なしに料理は作れませんので、英語をやり直す上で一番の土台になります。
まずは中学レベルの単語を覚える
中学英語レベル(英検3級)の単語をまず覚えましょう。
語彙数は3000語ほどになります。
基本的な会話に必要な語彙力です。
本をパラパラ見て、7~8割知っていると感じられる級から始めると覚えやすいですよ。
最終的には高校レベルの語彙数(5000語)を目指す
ある程度内容量が多い文章を話すには、高校英語レベル(英検2級)の語彙力が必要です。
日常会話~ビジネス英語まで話すために必要な語彙力が身に付けられます。
発音法は単語とセットで学ぶ
本についている音声データ、連携しているアプリなどの音源を利用して、発音も学びましょう。
単語なら1つ1つが短いので、発音の練習がしやすいです。
音源のネイティブスピーカーの発音をそっくりマネるつもりで練習しましょう。
英語は日本語と違って口の筋肉をかなり使うので、
慣れないうちは口が疲れてしまうかもしれません。
どうしてもマネが難しい発音は、
- 口の形
- 舌の位置
- 息の吐きかた
を知ると、とても発音しやすくなります。
だいじろーさんのこちらの発音法動画をとてもわかりやすくて、オススメです!
文法学習で英語のルールを知る
英語を料理に例えるならば、文法はレシピにあたります。
レシピを知っていると、失敗なくおいしい料理を作れますよね。
文法は英文を組み立てるためのルールなので、最初に覚えておくと後が楽です。
文法を使いこなすには練習が必要で、覚えても急にペラペラ話せるようにはなりません。
ですが、まずは文法を知ることが第一歩です!
中学英語で基本的な日常会話が可能になる
日常会話で使われる文法のほとんどが中学英語レベルです。
まずは中学英語のおさらいからやりましょう!
高校英語で日常会話~ビジネス英語まで可能
- 内容のある英語を話したい
- フォーマルな英語を話したい
高校英語の文法では、大人が話すために役立つ英文法を学べます。
音読で大量の英文をインプットする
基本的な語彙力と文法を学習したら、英語力作りのための土台はできました。
実際に覚えた知識を使う練習をしましょう。
レベル別に分けられた英検過去問が最適
英検の過去問は英検受験者だけでなく、英語力を鍛えたい全ての人にオススメの教材です!
特に長文問題とリスニングが音読の教材として優秀なんです。
- レベル分けされているためスモールステップで始められる
- 過去問は6回分なので、多すぎず少なすぎずちょうどよい分量
大量の英文を1回限り音読するよりも、限られた量の英文を繰り返し音読する方が
楽な上に効率的に英語力を伸ばせます。
スクリプトを読むことでリーディング力アップ
- 長文問題の英文
- リスニングのスクリプト
これらを読むことで、リーディング力アップにつながります。
日本語訳も解説にあるので、日本語訳で意味を確認して英文の意味を理解した上で読みましょう。
音読することでリスニング力アップ
自分が発音できない音は聞き取れないと言われています。
リスニングの音声データを何度も聞いて、真似して発音してみましょう。
英語の文章は抑揚があり、強く発音するところやほとんど発音しない部分があります。
何度も聞いて、英文のリズムをつかむことが大事です。
役になりきって音読することで英語脳が育つ
意味を理解しながら音読することで、英語を英語のまま理解できるようになります。
その際、実際に誰かに話しているような気持ちで音読することが大事です。
お経をよむように淡々と音読するよりも、ちゃんと意味をかみしめながら音読すると、英語を英語のまま理解する英語脳が育ちやすいですよ。
長文問題・・・誰かに読み聞かせているような気持ちで音読
リスニング・・・話者になりきって音読
お手本になるような英文を音読することで、長い文章を話すための練習ができます。
ライティングでアウトプットの練習をする
音読で英語をインプットした後は、実際に自分で英文を組み立ててアウトプットの練習をしましょう。
アウトプットには
- スピーキング(話す)
- ライティング(書く)
の2種類があります。
まずは最初にライティングからアウトプットするのをオススメします。
実際の会話であればすぐに返答をしなければならないので、英文をゆっくり組み立てる時間がありませんが、ライティングであれば自分のペースでできます。
ChatCPTを使って自然な英語表現を学ぶ
英語のアウトプットをしようと思っても、英語で何と言えばいいのかわからないことも多いですよね。
そんな時、ChatGPTを使えば自然な英語表現を教えてもらえます。
ChatGPTはアカウントを登録するだけで無料で使えますよ!
以前はネット上の翻訳サービスはすごく不自然な英文だったり、文法が崩壊した意味不明な文章で翻訳することがありました。
ある程度英語ができる人が補助的に使うには良かったのですが、英語初心者が使うには難しい点もあったのですが、ChatGPTはかなりナチュラルで正確な英文を教えてくれます。
ChatGPTのアカウント登録方法
1.OpenAIのページ右上にある「Sign up」をクリック
(スマホの方は、右上にあるMenuから「Sign up」をタップ
2.メールアドレスや希望のパスワードを入力し、続ける又はContinueをクリック
3.メールアドレスに確認メールが届くので、URLをクリックして、携帯番号を入力する
4.携帯電話に認証コードが記載されたショートメールが届くので、そのコードを入力すればアカウント作成は完了です
5.翻訳してほしい文をChatGPTに質問してみましょう。
「Could you translate it in English?
” ここに翻訳してほしい文を入力”」と入力すると教えてくれます。
ChatGPTは日本語も理解できるので、日本語での質問もOKです
英語で日記を書いてみる
今日あった出来事を英語でアウトプットすると、英文を組み立てる良い練習になります。
3行だけの短い日記でも大丈夫!
自分が知っている文法・単語を使って書いてみるのが大切です。
「知っている」から「使える」ようになっていきます。
ただ、自分の力だけで日記を書いているといつも同じ文法・単語を使った文章になりがちです。
表現の幅を広げるために、ChatGPTも一緒に使うのをオススメします。
ChatGPTの英文はスラスラ自分の口から言えるまで音読しましょう。
1.英語で日記を書く(自分の知ってる文法・語彙を使って書く)
2.ChatCPTで翻訳した英文を書く(ナチュラルな表現を学ぶ)
3.翻訳された英文を見ずに話せるようになるまで音読(新たな表現を身につける)
英語でSNS発信する
SNS上で英語で発信してみるのも、良いアウトプットの練習になります。
自分の発言に返信がくれば、返答する際もアウトプットにつながりますし、モチベーション維持にもなります。
オススメは言語交換アプリでの英文投稿です。
HelloTalkハロートーク – 英語韓国語勉強&言語交換
HELLOTALK FOREIGN LANGUAGE EXCHANGE LEARNING TALK CHAT APP無料posted withアプリーチ
たくさんの英語学習者がいますので刺激になりますし、ネイティブからの添削をしてもらえることもあります。
英会話でアウトプットの練習をする
英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)の中で一番難しいのが話すことです。
なぜ難しいかというと、
- 基本的な文法や語彙力
- 相手の話す内容を理解するリスニング力
- 会話の中ですぐに英語をアウトプットできる瞬発力
これらが必要だからです。
最も難しいのは、瞬時に英語をアウトプットする能力です。
会話はどんどん進みますので、書く時のようにゆっくり考える時間はありません。
この瞬発力を鍛えるためには、実際にたくさん英会話をするのが一番です。
英語は話す練習をしないと話せるようにはならない
英語は話す練習をしないと話せるようにはなりません。
英検1級を持っていても、TOEIC900以上でも英語をスラスラ話せない人はいます。(実は私もそうでしたし、今でも英会話は練習中です)
資格試験の英語と英会話は同じ英語ですが、鍛える分野が違うのです。
直訳ではなく、英語で伝えるように心がける
英語を話す時は日本語から英訳してしまいがちですが、日本語のせいで変な英語になってしまうことがあります。
例えば、「トイレをお借りしてもいいですか?」というフレーズ。
「借りる」につられて”May I borrow the bathroom?”と言ってしまう人がいます。
でも、本当に「借りる」わけではなくトイレは「使う」ものですから、
” May I use the bathroom?”と言わないと相手に正しく伝わりません。
英語で話す際は日本語を意識しないようにして、知っている文法・語彙を使って自分の思いを伝えるようにしましょう。
話せるようになるためには時間がかかると心得る
英会話の練習を始めても、数か月で結果が出るものではありません。
私は外国人との英会話を続けて2年になりますが、自分の言いたいことを英語で言えない時も多くフラストレーションがたまることがあります。
言えない時は言い換えをしてみたり、例をあげたりして自分の伝えたい内容をなんとか伝えようとするのですが、
最初から日本語みたいにスラスラ言えてたらな・・・と悔しいんですよね。
でも、日本語だって十分に話せるようになるのってかなり年数かかりましたよね?
少しボリュームのある内容を伝える時や、物事を説明するなどの論理的な話し方は日本語ネイティブでも中学生くらいでないとできないのではないかと思います。
英語も同じですので、気長に継続し続けることが大事です。
オンライン英会話でアウトプットの練習
オンライン英会話はたくさんありますが、オススメを2つご紹介します。
無料でお試しレッスンも受けれますよ。
ネイティブキャンプ
とにかく量をこなしたい方向け!
レッスン受け放題のオンライン英会話教室、ネイティブキャンプです。
空いた時間にサッと英会話レッスンを受けられますし、休日など何度もレッスンを受ければ留学に近い状態になれます。
私も外国人の人と長時間英語で話した後は、心の中で思う独り言さえ英語になるんですよね。
たっぷり英語を話したい方にオススメのオンライン英会話です。
ワールドトーク
いきなり外国人との英会話は緊張する・・という方には、日本人講師がメインのオンライン英会話のワールドトークをオススメします。
私が英会話を始めた頃は、フィリピンの先生だったので日本語が話せずに全て英語で話す必要がありました。
でも、英会話始めたての頃って、英語でわからないところを質問するのってけっこうハードルが高いのですよね。
先生が日本人であれば、英語で会話もできて、英語で言えない部分に関しては日本語で質問もできますので大きなメリットです。
まとめ
英語初心者がほぼゼロから英語をやり直し、最終的に英会話ができるようになるまでの手順を解説しました。
英会話ができるようになるには長い道のりですが、英語が話せると世界が広がりますよ。
コメント